オリンピックまでに国旗に親しもう
国旗についてのお話
STORY

逆さまにはならないデザインに変更したタイ

現在のタイの国旗。「トイ・トライゴング(三色旗)」と呼ばれ、赤・白・青はそれぞれ国家、仏教、王室を表わすと言われています。


1916年までのタイ国旗

1916年から現在までのタイ国旗

19世紀半ばからはタイの国旗には白像が描かれていましたが、1910年の洪水の際、王が被災地の視察に出かけたところ、国旗が逆さまに揚がっていたため、今後そのような間違いが起こらないようにと現在の国旗に変更したということです。

ちなみに、お隣のラオスの国旗も52年から75年までは三頭の像でした。それがこれまた上下左右のないデザインになりました。


1952年以来のラオス国旗

1975年末から現在までのラオス国旗

75年に社会主義政権が採択し、現在に至るもので、メコン川に浮かぶ満月を描いたもの。

「川の両岸にならぶ椰子の木の上に浮かぶ満月の美しさは感動的です」とはライスで国際協力にあたる友人からのメールです。何度か訪れた国ですが、残念ながら一度も見たことがありません。なお、パラオの国旗も太平洋上の満月を描いたものです。

ところで、ホワイト・エレファント(白象)とは、「無用の長物」を表わす言葉です。

昔のシャム(現タイ)では白い象は神聖と見られ、王様に献上される習わしがありました。しかし、王様は嫌いな家来にあえてその象を与えたのです。神聖な象なので日常の用途には使えず、一方で餌代が非常に高くつくため、白い象をもらった家来は経済的に破綻してしまったという逸話がその源となっているようです。

近年、オリンピックの誘致を検討している多くの都市で、大会関連の建築物の「ホワイト・エレファント化」をいかにして避けるかが大きな関心事となっています。長野市はよくやっていますが、場合によってオリンピックは、この白像と同じようなものとみなされるかもしれません。