オリンピックまでに国旗に親しもう
国旗についてのお話
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意外なそっくりさん、新選組とバーレーンの旗

a中東のバーレーンの国旗と新選組の旗、モロッコやエチオピアと晴明桔梗紋、ルーマニアと創価学会旗、シエラレオネとファミリーマート、コロンビアとミニストップ、ノルウェーと東海汽船、ウクライナとAir Doの旗を「他人の空似(そらに)」の代表例として挙げおきましょう。


バーレーンの国旗

新選組の旗

バーレーンの国旗

ウクライナの国旗

エアドゥ機

出会うたびにドキッとするのが西武バス。私にはどうしてもアゼルバイジャンの国旗に見えてしまうのです。シーズン歴代最多安打記録の保持者・秋山翔吾を擁し、往年の大投手・稲尾和久の24を欠番とする埼玉西武ライオンズもこの3色がシンボルカラー。


アゼルバイジャンの国旗

西武観光のバス

8稜星はテュルク系の8つの部族を表す。世界の国旗で8稜星はこの旗のみ。カスピ海の西岸に位置しバクー油田で有名なアゼルバイジャンの国旗は、1917年のロシア革命後に一時期存在したアゼルバイジャン民主共和国の国旗として採択されたもので、この国がソ連に併合される前まで使用されていたものです。ソ連時代は他の連邦構成国と同じようなデザインでしたが、91年にアゼルバイジャン共和国がソ連から分離・独立したとき、再び国旗として採用されました。8稜星は8つのテュルク(トルコ)諸民族を象徴している。青はテュルク人、緑はイスラム、赤は進歩を示すものです。

西武グループの3色はHPによれば、「空の青」「獅子(選手や社員)の情熱を現す赤」「大地(もしくは球場の人工芝)の緑」とのことです。西武ライオンズの球団歌「地平を駈ける獅子を見た」でも「空青く 風白く 地は緑 炎の色の獅子を見た」と、ライオンズカラーが歌われています。

安倍晴明(ああべのせいめい・921~1005)は平安時代の陰陽師(おんみょうじ)。五稜(五芒)星は陰陽道のもとになっている陰陽五行説の木、火、土、金、水の5つの元素の相克を表し、魔除けや厄除けのご利益があるとされているしるしです。

「陸軍服制」(明治33年勅令第364号)により、大日本帝国陸軍の軍帽には五芒星が刺繍されていました。桜花の萼(がく)の形とも、弾除け(多魔除け)のゲンを担いだとも言われています。一説には西周(にしあまね)がオランダの文献から導入したともいいます。世界的には「ソロモンの星」と言われ、モロッコではアラビア語で「スレイマンの星」と呼んでいます。黄金比が巧みに組み込まれている形で、単純ながらも五芒星は美しい図形の代表格とされ、魔除けの意味とともに世界中に広まったのではないでしょうか。

安倍晴明がどこでこの星と出会ったか、自ら独自に発案したのかは、神秘的なことに疎い私には手に負えない課題です。