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緑、黄、赤はアフリカ統一のシンボルカラー

1960年はアフリカで多くの国が独立し、「アフリカの年」と言われました。この前後に独立を果たしたアフリカ諸国の国旗には緑、黄、赤の3色を使った国旗がとても多いのです。


ガーナの国旗
1957年採択

セネガルの国旗
1960年採択

カメルーンの国旗
1975年採択

マリの国旗
1961年採択

ベナンの国旗
1959年採択
91年~現在

コンゴ共和国の国旗
1958年採択~70年

ルワンダの国旗
1962~2001年

赤を青に換えイメージを一新したルワンダの国旗(2001年10月~現在)

これは当時、いつの日にか1つの国になろうという理想に燃え、その時までは、古来のアフリカでずっと独立国だったエチオピアの国旗の、緑、黄色、赤の3色を基本にした国旗にしようという共通の思いが、当時の政治指導者たちにあったからです。

ルワンダの国旗は映画「ホテル・ルワンダ」や「ルワンダの涙」に描かれたような1990~94年の大虐殺(ジェノサイド)のイメージ一掃を図って、2001年に全面改訂され、現在に至っています。ルワンダは国章も柔らかい色に全面的に改訂し、ルワンダ語でUMBUMWE, UMURIMO, GUKUNDA IGIHUGU(統一、労働、愛国心)と表示しています。新国旗制定のころからこの国は目覚ましい発展を遂げ、改めて世界の注目を集めているのです。ルワンダのさらなる安寧と発展を祈念し、アフリカの国々の希望の国になることを祈念します。


「TIME」(1960年)
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