オリンピックまでに国旗に親しもう
国旗についてのお話
STORY

日本が最近承認した独立国ニウエ

日本政府は2015年5月15日の閣議で、ニュージーランドの自治領だった南太平洋の島ニウエを独立国家として承認することを決定しました。これで日本が国家として承認したのは、日本と北朝鮮を除く国連の全加盟国及びバチカン、コソボ、クック諸島、ニウエの195カ国となりました。ニウエはニュージーランドの北東約2400キロメートルの位置にあり、人口はわずか1500人ほどの島国です。IOCには未加盟ですから、次期東京オリンピックには来ないかもしれません。

私が創立以来37年間関わってきた難民を助ける会が20年ほど前、ICBL(対人地雷禁止キャンペーン)の執行委員団体として対人地雷全面禁止条約の推進にあたった時、外交的判断からでしょうか、きわめて早い段階でこの条約に加盟したのがニウエでした。

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日本が承認した一番新しい国ニウエの国旗

国旗は1975年に制定。黄色はニウエの陽光と、ニュージーランドとその国民への温かい気持ちを表しているのだそうです。カントン(旗竿側上部)に英国旗「ユニオン・ジャック」を置いていますが、その英国旗の真ん中に何かを配するというデザインの国旗ほかにありません。星はニウエの自治のシンボルというのです。加えて、旗面の4分の3が黄色という例もありません。また、4つの小さな星は南十字星で、同じく4つ星を国旗に描いているニュージーランドとの協調を表しています。もし、NZの国旗が南十字星の付かない国旗に変更されていたらどうしたのでしょうね、と余計な心配をしてしまいます。

これより先、というより東日本大震災の2週間後、2011年3月25日、政府は同じくニュージーランドから独立した外交権を行使しているクック諸島を承認しました。国旗の15の星は国を構成する島の数です。

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2011年に日本が承認したクック諸島の国旗

これで、国連加盟国ではない国で日本が承認しているのはバチカン、コソボとこの2カ国、国連加盟国で日本が承認していないのは北朝鮮となりました。