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第7章 世界の国旗の変わり者 - どれも独自ではあるがさらに珍しい国旗も
戦時と平時で上下が変わるフィリピン国旗
フィリピンの国会はイスラム勢力との和合を図ろうと、国旗の太陽の光線をもう一束増やして9つにすることが決めていますが、実施に至ってはいません。このまま立ち消えになりそうな雰囲気です。 というのは、2011年8月4日、フィリピンのアキノ大統領と同国... -
第7章 世界の国旗の変わり者 - どれも独自ではあるがさらに珍しい国旗も
逆さまにはならないデザインに変更したタイ
現在のタイの国旗。「トイ・トライゴング(三色旗)」と呼ばれ、赤・白・青はそれぞれ国家、仏教、王室を表わすと言われています。 1916年までのタイ国旗 1916年から現在までのタイ国旗 19世紀半ばからはタイの国旗には白像が描かれていましたが、1910... -
第7章 世界の国旗の変わり者 - どれも独自ではあるがさらに珍しい国旗も
テレビ番組での逆掲揚もしばしば
国旗の逆掲揚、ほとんどどのTV局でも失敗していますが、「NHKよ、お前もか」ではなく、NHKが特に多いです。呆れたのは「そのとき歴史が動いた」。オン・エアの一週間前に私に「英国旗を逆掲揚してしまった。勘弁してもらえないか」と電話があり、「私はそ... -
第7章 世界の国旗の変わり者 - どれも独自ではあるがさらに珍しい国旗も
上下わかりにくい国旗「ユニオン・ジャック」
イギリス、フィリピン、インドの3つの国旗がしばしば逆掲揚されているのに出会います。都内のホテルの玄関やレストラン、美術品のお店などでです。 どっちの「ユニオン・ジャック」が正しい英国旗でしょう? といっても、こうやって並べてみないと上下が判... -
第7章 世界の国旗の変わり者 - どれも独自ではあるがさらに珍しい国旗も
中南米では「自由の帽子」の紋章が
中南米の多くの国のシンボルとなっている「自由の帽子」が掲げられています。この帽子の起源はフリギア(フリジア。古代トルコの内陸地方)とされていますが、 古代ローマでは、解放された奴隷が被るものとして用いられていました。 ドラクロア「民衆を... -
第7章 世界の国旗の変わり者 - どれも独自ではあるがさらに珍しい国旗も
裏表でデザインが違うパラグアイ国旗
南米パラグアイの国旗は「国旗の変わり者」の代表?であり、表と裏があるのです。表と裏の紋章は、それぞれ別個に製作して縫い合わせるのが普通ですが、印刷物などでは表面だけが用いられています。3色は独立戦争・平和・秩序を表わすのですが、紋章がない... -
第7章 世界の国旗の変わり者 - どれも独自ではあるがさらに珍しい国旗も
半旗にも縦長にもしないサウジの国旗
国家的な不幸や友好国の元首の逝去、大震災などに際し、国旗によって弔意を示すことが国際的な常識となっています。 1964年11月22日、私はオリンピック東京大会組織員会の“社員旅行”で富士五湖周辺を通りかかったとき、いくつかの米軍関係施設の「星条旗」... -
第6章 「変わる」「変わらない」それが問題だ -知らずに変わっていたら一大事
さまざまな国旗が登場した中国大陸
中国大陸ではこの100年余の間に、さまざまな旗が入れ替わりました。清国、中華民国、そして現在の中華人民共和国の国旗を主なものとして挙げておきましょう。 清国の国旗。1900年、現地公館から外務省に報告された公文書による(国立公文書館蔵)。 1636~... -
第6章 「変わる」「変わらない」それが問題だ -知らずに変わっていたら一大事
「日の丸」も変わった?
日本の「日の丸(日章旗)」は1999年の国旗国歌法で、デザインを微調整して、確定しました。同様の例はほかにもあります。それまでのデザインに少し手を加えた程度の修正例もあり、国旗の変化は時に注意深くみないと気づかないくらいのこともあります。 18... -
第6章 「変わる」「変わらない」それが問題だ -知らずに変わっていたら一大事
南十字星はオセアニア諸国旗に共通
南十字星、正しくは南十字座というのでしょうが、多くの探検家たちが目印にしてきた星座です。日本からはほとんど見えません。わずかに沖縄県の波照間(はてるま)島(居住者のいる日本最南端の島)の小さな天文台から水平線のすぐ上に見える程度です。そ... -
第6章 「変わる」「変わらない」それが問題だ -知らずに変わっていたら一大事
NZ国旗の変更も注目されたが
2015年末のニュージーランド(NZ)での国旗変更に関する国民投票では5案あった中から、この国が誇るラグビーチーム「オールブラックス」のシンボルにもなっているシルバー・ファーンの葉と南十字星を描いたデザインが選ばれ、16年3月3日から24日までにこれ... -
お知らせ
コンサート「世界の国旗・国歌 学ぼう! 聴こう! 歌おう!」開催のお知らせ
クリックするとPDFが開きます 2020年の東京オリンピック・パラリンピックを前に、少しずつ盛り上がりが見られるようになりました。 そんな中、世界の国旗の専門家である吹浦忠正と、世界の75カ国もの国歌を原語で歌えるという、オペラ歌手の新藤昌子は、今...