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裏表でデザインが違うパラグアイ国旗

南米パラグアイの国旗は「国旗の変わり者」の代表?であり、表と裏があるのです。表と裏の紋章は、それぞれ別個に製作して縫い合わせるのが普通ですが、印刷物などでは表面だけが用いられています。3色は独立戦争・平和・秩序を表わすのですが、紋章がないと、オランダの国旗と区別がつきません。表の紋章は国章で、裏は国庫の証印。裏の紋章には国標の「平和と正義」がスペイン語で書かれています。


パラグアイ国旗(表面)

パラグアイの国章

パラグアイの国旗(裏面)。
棒の上には「自由の帽子」。

パラグアイの国庫証印

ただ、著者が1995年9月にパラグアイで実際に調査したところでは、大統領官邸の国旗、紙幣、政府刊行物に至るまで、ほとんどの紋章が、ライオンの顔が横向きになっているなど、簡略化されているものが多く、少し混乱していました。それが、2013年7月15日の大統領令によって、表裏とも紋章が簡略化され、裏の紋章(国庫の証)のライオンが右向きに変更されたのです。

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