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倒されたムバラク大統領が改定したまま

今のエジプトの国旗は独立以来5回目の国旗です。イラク、シリア、スーダン、イエメン、イランも革命やクーデタの都度といっていいほど頻繁に変わりました。


王政時代のエジプト国旗(~1958年)

ムバラク大統領が1984年に採択した今の国旗

メディアの報道を総合すると、広場に集まった人たちはエジプトの国旗のほか、復活したリビアの国旗や、シリアの反政府運動の人たちが掲げている旧シリア国旗なども見られ、アラブの連帯を意思表示しているのかと思われます。

ただ、現在のエジプトの国旗は、1984年10月4日に、ムバラク大統領(1928~)の意向で改訂されたものです。2011年、そのムバラク大統領が民衆に打倒されたのですから、そう遠くないうちに変更になるような気がします。

モルシー政権は発足約1年後の13年7月3日、軍部によるクーデタによって終焉を迎えました。14年5月に行われた大統領選挙でアブドルファッターフ・アッ=シーシーが大統領に就任し、首都の新設など新しい国造りに努め、16年月にはて来日しています。

そうした中で、ムバラク大統領が採択した国旗をいつまでも保持するとは、私には思えないのです。これまた目を配らないといけない国旗かと思います。

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