最新記事
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第9章 北欧の国旗事情 - 国旗は似ていても「違う」北欧諸国
数年後には独立? グリーンランド
デンマークといえばアンデルセンの童話と人魚の像でしょうか。古くから日本ではおなじみです。そのデンマークを構成する面積最大の領域がグリーンランドです。世界最大の島でもあります。 政治的に深刻な争いや内戦を伴わずにこれから独立しそうな地域とし... -
第9章 北欧の国旗事情 - 国旗は似ていても「違う」北欧諸国
両陛下のバルト3国をご訪問の時
天皇皇后両陛下は2007年5月、バルト3国と呼ばれる、エストニア、ラトビア、リトアニア(北からの順)をご訪問されました。両陛下が旧ソ連諸国を訪れるの¬は初めてのことでした。現地の新聞「ポスティメース」は24日付の朝刊一面に日本語でも「エストニアへ... -
第9章 北欧の国旗事情 - 国旗は似ていても「違う」北欧諸国
バルト3国の国旗は絶対にロシアとは似ない
エストニアはバルト3国のうち、最も北に位置しています。首都タリンからフィンランドの首都ヘルシンキまでは高速フェリーでなら1時間半で着くという近さです。 エストニアの国旗 1941年から91年までのエストニアソビエト社会主義共和国時代のエストニアの... -
第9章 北欧の国旗事情 - 国旗は似ていても「違う」北欧諸国
デンマークの国旗の呼び名は「ダーネブローの旗」
デンマークの国旗は、オーストリア、スコットランド、トルコの国旗と並んで、現在に続く最も古い国旗の1つ。「Dannebrogの旗」と呼ばれています。原意は「デンマークの布」。しかし、このDannebrogの正確な発音が判らずに、大使館のパーティで直接、大使に... -
第9章 北欧の国旗事情 - 国旗は似ていても「違う」北欧諸国
地球の温暖化で地政学に大きな変化が
北欧1番の小国アイスランドと大きな島であるグリーンランドは地球の温暖化が進む中で今、注目度が上がっている国の1つです。日本財団がロシアやノルウェーと北極海航路について研究を重ねていたのは1990年代の半ばでした。当時は、「これはすごい未来学だ... -
第9章 北欧の国旗事情 - 国旗は似ていても「違う」北欧諸国
オーランド諸島の帰属問題を解決した新渡戸稲造
見慣れぬ旗かもしれません。しかし、赤い十字がなければ…、そう、スウェーデンの国旗です。これがオーランド諸島の旗なのです。スウェーデンの国旗にフィンランドの国章から赤を採って十字に重ねたものです。 オーランド諸島の旗 スウェーデンと言えば北欧... -
第9章 北欧の国旗事情 - 国旗は似ていても「違う」北欧諸国
ソ連が返還したボルンホルム島
ボルンホルム島はバルト海西部の戦略的要衝に位置し、もともとデンマークの島であり、今もその重要性は変わりませんが、第二次世界大戦中はナチス・ドイツが抑えました。 ボルンホルム島の旗 オーランド諸島の旗 ところが、ソ連はドイツへの反攻拠点とすべ... -
第9章 北欧の国旗事情 - 国旗は似ていても「違う」北欧諸国
北欧に共通な十字架の国旗
ところで、その北欧の国旗、これがまた東海大学の幼・小・中・高・短大・大学・大学院の各校旗とよく似ているのです。創立者・松前重義は、内村鑑三の思想的影響から「愛と正義」を自らの信条として、学園の旗の十字に採択しました。幼・小・中・高・短大... -
第9章 北欧の国旗事情 - 国旗は似ていても「違う」北欧諸国
北欧5カ国から始まった国旗への関心
北欧5カ国の国旗はいずれも「十字型旗」。小学校4年生の時、担任の先生に「どうして来たヨーロッパの国旗は似ているんですか?」と尋ねたのが、この道60余年の始まり。「そんなことより算数・国語・理科・社会をしっかり勉強しなさい」。 単に、国旗に夢中... -
第8章 「そっくりさん」と「似たものどうし」 - これってお互いに困らないのかなぁ
赤に染めるのは世界各地で古代からできた
誉田(こんだ)八幡宮(大阪府羽曳野市))縁起資料に神功(じんぐう)皇后(?~269、仲哀(ちゅうあい)天皇の后)が後の応神天皇を出産したとき、赤と白の幡(はた)が天から4枚ずつ舞い降り、皇后の体を覆ったという有名な記事があります。全国にあ... -
第8章 「そっくりさん」と「似たものどうし」 - これってお互いに困らないのかなぁ
同じデザインと言っていい例も
世界の国旗には、青黄赤の縦三色旗であるルーマニア・チャド、赤と白の横二色旗であるモナコとインドネシアといった「そっくりさん」もありますが、オリンピックのエンブレムで問題を起こした佐野研二郎氏がおそらくそうだったように、「まさか」という「... -
第8章 「そっくりさん」と「似たものどうし」 - これってお互いに困らないのかなぁ
日本でも最初は「日の丸に横一」の博愛社だった
日本でも最初は「日の丸に横一」の博愛社だった 実は、日本も、赤十字のマークをすんなり受け入れた国ではありませんでした。1877(明治10)年、西南戦争のときに、佐野常民、大給恒(おぎゅうゆずる)らによって創設された組織に、当初は赤十字社と名付け...